風の音

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泣き顔さえも、

2016/02/07 ≪臨時花嫁終了≫
君を、愛する お題 3
陛下視点です。

お題配布元 → 確かに恋だった

****** ▼ 追記記事 ▼ ******

君を手放すことを、決めた。
決めたら、即行動。
気持ちが変わらないうちに、李順にその旨を伝えた。
これで、いい。
僕が本来、掴むことのできない“幸せ”をくれた君を不幸には出来ない。
手放すことを決めてから、さよならをするまでの間、君に精一杯優しくして、君のぬくもりに触れて、君がいなくなっても生きていけるようにと思って過ごした。
バイト終了を告げた後、すんなりと状況を受け入れた君はきちんと仕事だと割り切っていて、僕の思いとは違うんだという事を突き付けられた。
僕と同じように寂しいと思ってくれる、なんて都合のいい話だ。
借金を地道に返すと言った君は、やっぱり最初に出会った頃から変わらなくて、僕が思っている事の上をいく。
だから、本当の事を伝えた。
『狼陛下』は演技じゃないと。
いっそ君に嫌われれば、いい。
『冷酷非情の狼陛下』は誰からも疎まれる存在。
それで、いい。
本当は君を大切にしたいのに、思いは空回って君に酷い事をしている。
その自覚は、ある。
大きな瞳に涙を浮かべながらも気丈に振る舞う君に、少しでも僕の気持ちが伝わればいい。
伝えられないこの想いは胸の中にしまったまま、君を抱きしめる。

『全て忘れてしまえ』

君に言った最後の言葉は、自分に言い聞かせるために言った言葉だったように思う。
君の笑顔はもちろん、
泣き顔さえも、愛している。


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