風の音

それでも君を、

2016/03/05 ≪花嫁≫
君を、愛する お題 5
陛下視点です。

お題配布元 → 確かに恋だった

****** ▼ 追記記事 ▼ ******

君と過ごした楽しい日々は、思い出に変わってずっと僕の心の奥を照らしてくれるだろう。
今思うとよくあの時、君を手放せたと思う。
僕の側では幸せにできない、そう思っていた。
君がいるべき場所は、僕と正反対の場所だから。

「陛下!おかえりなさいませ」
後宮に咲く一輪の花は、今日も笑顔で迎えてくれる。
「夕鈴、ただいま」
ぎゅっと抱きしめれば、そっと背に回される手と、胸に預けてくる頭。
「私は、しあわせです」
ふわりと花が舞うように降ってきた言葉に、幸せな気持ちで満たされる。
でも、君がこぶしを握り締めながら、次に言った台詞に少し驚く。
「陛下のこと、幸せにします!」
その言葉に、頼もしいなあ・・・と苦笑する。
一度手放して分かった事がある。
君を自分の手で守りたい。
僕の隣で笑っていてほしい。
ねえ、夕鈴。
僕の手を取ってくれてありがとう。
僕の隣に居てほしいと思うのは、僕の我儘だろうか。
これから先、幸せなことばかりじゃない。
今までより、危険な目に遭うかもしれない。
きっと、嫌な思いもするだろう。

それでも君を、愛している

僕を許してほしい。

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