風の音

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いつも傍にいたい

2016/07/16 ≪臨時花嫁≫
※ 短いです・・・
六のお題 【言い換えると】 1

お題配布元 → as far as I know 様

****** ▼ 追記記事 ▼ ******

私の名前を呼んで、貴方の顔が少し優しくなる瞬間が好き。
私だけに向けられるその表情。
『愛されている』と感じる瞬間。
でも次に来るのは、自分は“偽者”なんだという暗い気持ち。

「・・・りん?・・・夕鈴?」
ハッと気付くと、目の前には心配そうな陛下の顔があった。
「体調がすぐれないか?」
「あ・・・いえ。少しぼんやりしてしまって・・・」
すみません、と頭を下げる。

いけない、いけない!今は演技中

もやもやした気持ちを払いのけるかのように、頭を軽く左右に振った。
短期バイトは終了したものの、いまだ『狼陛下の臨時花嫁』として働き続けている。

いつまで傍にいられるだろう・・・?

まだ、傍にいてもいいのだろうか・・・?

ひとつ、またひとつと頭に浮かぶ、考えても仕様のない事。
『冷酷非情の狼陛下』と言われるくらいだから、いつか私がいらなくなったら、この人は容赦なく“偽者”を切り捨てるだろう。
その時、陛下の隣にいるのは李順さんの言う『本物のお妃様』

どんな方かしら?
きっと私とは正反対な人。
綺麗で、お淑やかで、教養があって、身分もしっかりとしていて・・・

陛下が安らげる人だといいな。

ポロリと涙が落ちた。
「夕鈴?」
名前を呼ばれてハッとする。
咄嗟に涙を見られないように顔を両手で隠した。
「どうして泣いている?」
すでに人払いされているのに狼陛下のまま、優しい声が降りてくる。
「な・・・何でもありません」
「何でもないわけないだろう!」
少し苛立った口調の陛下に両手を掴まれ、じっと顔を見つめられた。
「私と一緒にいて陛下は安らげますか?」
震える声で、なんて馬鹿なことを聞いているんだろうと思う。

“偽者”のくせに・・・

「もちろんだ。私の妃は君だけだ」
そう真剣な瞳で私を見つめて言うから、陛下の行動も言動も嘘でもいい、なんて思ってしまう。
嬉しくて、笑顔が溢れる。

また涙がでそう・・・。
やっぱり・・・大好き。

どうかこの想いが優しい貴方を苦しめませんように・・・


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*** COMMENT ***

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もも様

こんにちは|ω・`)ヒョコ
ももさんの素敵な解釈に私は、どうしたらいいんですか( *´艸`)
ちょっと気分が落ちた時に書いた(←だいぶ前)ものだったので、
upするの悶々としていたのですが、そんな風に思ってもらえて嬉しい限りです!
ありがとうございます(*´▽`*)
またももさんの所に遊びに行きます~♪

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